永久保存版台湾軍装備品紹介

更 新 記 録
2006.8.2:永久保存版へ移行
2006.8.3:海軍陸戦隊:東沙島守備隊パッチを追加
2006.12.3:陸軍空挺第62旅団天竜部隊のパッチを追加
2007.2.26:T91電度GUNの写真、M249MINIMI解説、写真追加國軍數位迷彩キラーキャップとハットを追加。
2007.3.25:陸軍と海兵隊の試作デジタルパターンを掲載

2007.6.6:CB91ブーツと旧型コットン20連マガジンポーチを追加
2007.6.9:T65用タイプ2マガジンポーチ、57式用マガジンポーチ、サスペンダー、バックパックなどを追加。
2007.6.10:陸軍タイプ2BDUのワッペン取り付け位置修正。
2007.6.23:旧型OD色手榴弾ベストを追加。
2007.7.24:國軍迷彩模組式戰術背心 (陸軍迷彩モジュラーチェストリグ)、國軍迷彩八角帽(陸軍迷彩八角帽)を追加。
2007.7.23:陸軍デジタル迷彩BDUとガスマスクバッグを追加。
2009.10.2:一部写真を更新
2011.1.1:記載内容を一部修正。
2016.8.2:數位迷彩(デジタル迷彩)BDU、フィールドジャケット、ハットを追加。テーラーメイド國軍數位迷彩キラーキャップとハットA型を追加。
2016.11.12:抗紅外線國軍數位迷彩MK2戰術胸掛背心を追加。
2017.7.28:テーラーメイド國軍數位迷彩キラーキャップとハットA型を追加。
2018.1.3:國軍數位迷彩コンバットシャツとコンバットパンツを追加。
2018.8.18:國軍數位迷彩ハットB型を追加。
2018.08.26:テーラーメイド國軍數位迷彩キラーキャップとハットC型を追加。
2022.07.04:國軍數位迷彩ハットD型を追加。


台湾(中華民国)軍装備
装備品特集第6回は台湾軍特集です。
つい最近まで私はこの国に対する認識がとても間違っていいたことを反省しました。中国を追い落とされた国民党の国というのが私の認識でしたが。
実は非常に親日的な国で過去に私たちが忘れてきた日本人的精神を持った国なのです。ただ以前から内省人(台湾人)と外省人(大陸から来た人)の確執があるそうです。
今回はアジアで私が一番好きな国、台湾を特集してまいました。


台湾の数字標記は日本で言う紀元節に似た建国歴を使用しています。西暦2000年が民国89年に当たりますので平成17年(西暦2005年)は民国94年に当たります。簡単に計算するには西暦の下二桁から11を引けば民国歴が出ます。
迷 彩 服
陸 軍

台湾陸軍の迷彩パターンは緑の強いリーフパターンです。気候的に沖縄と同じ亜熱帯地域のため日本に夏の気候と植生に良く合います。パターンはほぼ同じですが色調や細部の裁断がマイナーチェンジされておりいくつかのバリエーションが有ります。
迷彩ジャケット
タイプA

初期型の迷彩カラーでやや茶色がかっていてアメリカ海兵隊初期型リーフに近い配色です。植生的には秋向きで薄手の化繊と綿の混合生地で対赤外線加工が施されています。
ジャケット裁断4ポケットでアメリカ軍のジャングルファィテイングBDUスタイルです。
迷彩ジャケット
タイプB
こちらは最近のモデルです。裁断はアメリカ軍BDUスタイルになり色調は緑が強く日本の春、夏用に持ってこいの使いやすいBDUになっています。裁断、縫製等も良好です。現地での価格は上下で2000〜3000円位だそうです。国内でも入手可能でアメリカ軍の実物ウッドランドBDUと同じ位の価格です。ただ需要が少ないのであまり取り扱いSHOPは無いようです。
ラベルには「陸式抗近紅外線迷彩野戦衣」と記載されています。

(07/6/10部隊徽章のワッペンの取り付け位置が左右逆でしたので訂正しました。)
迷 彩 ズ ボ ン
タイプA

Aタイプと同時期にアメリカ経由で購入したズボンです。4ポケットでカーゴポケットが有りません。パターンはBタイプに近いモデルです。
迷 彩 ズ ボ ン
タイプB
6ポケットのタイプでカーゴポケットがつきました。上記のBタイプと同じで台湾人のコレクターの方から現地で買い付けてもらいました。
抗 近 紅 外 線 致 位 迷 彩 服
(陸軍試作デジタルパターン迷彩服)
各国で研究、実用化されているデジタルパターンは台湾陸軍でも研究、試作されたいます。
今回入手したBUDは色合いはCADPATに酷似しておりパターンはCADPATより若干大きめです。デザインは台湾軍BDUと同じです。ただ資料を比較すると迷彩パターンが数パターンようなのでそのうちの1つとと思われます。
ラベルとの表示はなく詳細は不明です。
現在のリーフ迷彩が採用されてまだ10年ほどしかたっていない為に採用されるか判らないそうですが一部部隊で試験的に使用されています。
TWPATとでも呼びましょうか。
國軍數位迷彩ジャケット
國軍數位迷彩フィールドジャケット 
正式採用された台湾陸軍のデジタル迷彩服とフィールドジャケットです。
迷彩服の生地は杉綾折りのHBTj生地で薄手です。 
フィールドジャケットは化繊のツルツルした生地で肩から前胸のあたりに大判ののマジックテープが左右についています。内張りはボアで取り外し出来ます。まだ市場にはまだ少ない物のコマーシャルモデルの各種アイテムもちらほら登場しています。
國軍數位迷彩コンバットシャツ
 
 手に入れた台湾デジタル迷彩生地でオーダーメイド製作してもらっとコンバットシャツです。
モデルにしたのはURタクティカルのコンシャツでクレイタイプです。
体幹部のシャツ部分はRGカラーを使用、ジッパーはYKKです。
割とお手頃価格で製作してもらいまいた。

國軍數位迷彩コンバットパンツ
 
 こちらもコンバットシャツと同じ生地で製作してもらったクレイG3タイプコンバットパンツです。
こちらは実物クレイG3パンツを参考に製作してもらいましたがkneeパッド取り付け部分の蓋やパッドの位置調整機能は省略しています。
伸縮部分の生地はカーキ系です。
パットはグレイ純正を取り付けています。
海 軍 陸 戦 隊(海兵隊)
海軍陸戦隊と陸軍空挺部隊や特戦隊などでは古くからタイガーストライブパターンが採用されています。
現在では海兵隊の他、海兵隊パターンの物が陸軍の空挺特殊部隊で使用されています。
迷彩シャツ(現行モデル)
現在使われているタイプの迷彩シャツ。基本的デザインは同じだがフロント及びポケットが隠しボタンになり袖口の調整が3個のボタンで3段階に調整出来るようになった他袖口のデザインがBDUスタイルになりました。
迷彩シャツ(旧型)
2ポケットの薄手のシャツです。左胸に海兵隊のスタンプが有ります。
海軍陸戦隊はシャツスタイルが基本です。
このBDU上下は国内でも上下1万円くらいで手に入ります。
精鋭部隊部隊だけあり全体にスリムに作られています。

4ポケット迷彩ジャケット

資料提供:予備役士長さん
特種勤務中隊で使われているBDUタイプの4ポケットジャケット。ソフトな肌触りの生地で出来ています。サブデュードのSSCパッチと胸にはIRフラッグが付いています。
迷 彩 ズ ボ ン

上記と対をなすズボン。4ポケットでシャツに比べ厚手の生地で作られています。
フィールドジャケット

資料提供:予備役士長さん
タイガーストライブパターンの海軍陸戦隊フィールドジャケットですが、最新型はゴア仕様になっています。秋葉原の ショップで1万円くらいで売っているそうですよ
海軍陸戦隊試作デジタルパターン

資料提供:BOB氏
陸軍と同じく海軍陸戦隊でもデジタルパターンの研究開発がおこなわれたいます。
海兵隊だけにアメリカ海兵隊のMAPATに似た色彩です。
こちらも採用は未定だそうです。
ヘッドギア

ヘッドギアでは有りませんがT3-75防護面具(ガスマスク)です。
陸軍リーフパターン
新型ヘルメットカバー


上記写真Bパターンのヘルメットカバーです。作りはほぼアメリカ軍の物と同じで品質もほぼ同等ですがヘルメットバンドは普通のゴムひもに着色しただけであまり良い品質とはいえません。
台湾軍はアメリカ型のケブラーヘルメットを使用しています。最近は国産化されたようですがネットでは早くもウソッパチが販売されていました。
海軍陸戦隊タイガーストライブ
ヘルメットカバー
旧型のM1形ヘルメットから最近のフリッツ形ヘルメットの初期までヘルメットカバーが使用されていましたが最近は直接ヘルメットに塗装されているそうです。
台湾陸軍ヘルメット

資料提供:T氏
台湾の現用ヘルメットはアメリカ軍のフリッツ形ヘルメットとほぼ同形ですがチンストラップが異なります。
海軍陸戦隊
タイガーストライブヘルメット

海軍陸戦隊のヘルメットも同様にアメリカ軍の物と同じです。最近は直接ヘルメットに塗装されているそうでが塗装と言うより立体プリントだと思われます。又いくつかの資料写真では陸軍でも同様に直接迷彩塗装された物も見受けられます。
陸軍リーフパターン
旧型ヘルメットカバー

こちらは陸軍のM1スチールヘルメット型用ヘルメットカバーです。周囲はゴムひもで緊張して取り付けます。薄く硬めの生地で出来ていて品質はあまり良くありません。
陸軍憲兵隊パッチワーク
ヘルメットカバー

憲兵隊で使用されている迷彩ヘルメットカバーです。
元々は台湾が経済制裁を受けていた頃に資源の有効活用で制作された物で薄手のOD,青、白の生地を組み合わせて作られており周囲はゴムで緊張して取り付けます。見ておわかりのとおり迷彩効果はほとんど有りませんが迷彩コレクター的にはおもしろいアイテムだと思います。
陸軍ドットパターン
旧型ヘルメットカバー

こちらも古い台湾軍の迷彩ヘルメットカバーですが詳細は判りません。薄手の生地で出来ています。
陸軍リーフパターン
迷彩帽


アメリカ陸軍型の丸形迷彩帽です。帽章は台湾の青天白日徽章付き。
   上記のリーフ迷彩帽と同形の國軍數位迷彩(デジタル迷彩)帽で同じ様に耳あてが折り畳まれて収納されています。
海軍陸戦隊タイガーストリブ
MCキャップ
海軍陸戦隊用の海兵隊形8角帽です。
以前はアゴヒモ付きのボールキャップ形の物が使用されていました。
陸軍迷彩八角帽

実際には使われていない物で台湾のPX品です。
裏地付で縫製も良く非常に良い品物ですがサイズ設定が小さめです。
國軍數位迷彩キラーキャップA
 
 官給品生地から製作したteamfolgoreの企画品です。
実在するかはわかりませんが流行のスタイルなのでテーラーメイドで製作してみました。
後頭部のマジックテープも前部と同じ物があり他に天頂部、サイズ調整部の左右にマジックテープがあります。

 國軍數位迷彩キラーキャップB
 官給品生地から製作したteamfolgoreの企画品です。
実在するかはわかりませんが流行のスタイルなのでテーラーメイドで製作してみました。
前記のA型の後頭部マジックテープの形状をネームタグタイプに変更しています。
サイズ調整部のマジックテープは右側のみとなりました。
陸軍リーフパターン
ブーニーハット

陸軍の台湾リーフパターンブーニーハットです。ショートブリム形PX品です。ハットは基本的にはPX品で兵士の私物ですが値段により作りはピンからキリまであるそうです。
写真の物はピン(良い)モデル。
作りはソフトタイプで縫製も良く使い勝手の良い品です。
 國軍數位迷彩ブッシュハットA
(台湾国内市販品)
 コマーシャルモデル(市販型)のハットです。
リーフ迷彩同様に柔らかい服地で出来ています。
台湾の現地価格で2000円から2500円位です。
數位迷彩 ブッシュハットB
(テーラーメイド版1)
 給品生地から製作したteamfolgoreの企画品です。
テーラーメイドで製作してみました。
數位迷彩 ブッシュハットC
(テーラーメイド版2)
 
 上記のBタイプの続き給品生地から製作したteamfolgoreの企画品のBタイプです。
Aタイプ同様テーラーメイドで製作した一点物で被り心地のの是正と偽装ループを迷彩生地から制作した帯に変更しています。
數位迷彩 ブッシュハットD   上記のB〜Cタイプの続き給品生地から製作したteamfolgoreの企画品のDタイプです。
BとCタイプと生地は同じですがメーカーのラインで制作してもらった為安価に制作出来ました。
ハットでツバの長さが5.5pの短いタイプです。
海軍陸戦隊タイガーストライプ
ブーニーハット

同じく海軍陸戦隊の台湾タイガーパターンブーニーハットです。ショートブリム形PX品です。
同じくピン(良い)モデルで制作メーカーも同じです

装  備

写真は実際に台湾陸軍で使われている物です。
一番右がT65k2歩槍(小銃)
陸軍基本装備
上の写真は台湾軍の基本装備を組んだ状態です。マグポーチ類はPX品の迷彩仕様で官給品はOD色のタイプのみで実際には使われていません。前部にコットン製2連マグポーチ(旧型)、背面に同じくナイロン製2本用マグポーチ(現用タイプ)を付けいています。弾帯はLC2Aタイプです。最近は空挺部隊用にMOOL式ベストが試験的に支給されましたが不採用になり少数が限定的に使われただけでました。このベストは有名なJ−TEC製です。
海軍陸戦隊基本装備
基本的には陸軍と同じですが細部が異なります。サスペンダー、マガジンポーチは陸軍と同じですが弾帯水筒カバーはコットン製です。
T65K2彈匣彈袋
(T65K2マガジンポーチ:タイプ1及びタイプ3)
T65k2歩槍用のマガジンポーチで上がコットン製の旧型2連マガジンポーチ。下中期型の防水ナイロン製の2本用マガジンポーチです。
海兵隊はODが使用されています。

國軍80年代T65K2公發雙彈匣彈袋
(80年代T65K2マガジンポーチ:タイプ2)

30連マガジン二本を収納できます。生地は厚い防水処理されたコットンで各部のデザインはタイプ3及び4と同じです。
このモデルは85年ころに生産終了しタイプ3のナイロンタイプに移行します。
管理人の個人的意見ですが現行のタイプ3及び4よりこのタイプ2モデルが一番実用性が高そうです。

T65K2迷彩彈匣彈袋
(T65K2マガジンポーチ:PX品)
上記と同じ物の迷彩版。迷彩が施されている以外は素材、デザイン共全く同じです。
迷彩のモデルは官給品としては採用されておらず関連メーカーなどのいわいるPX品だそうです。
またナイロンタイプは割れやすいなどの欠点があるそうです。
帆布製M-16用20連彈匣袋
(陸軍M-16用20連マガジンポーチ)



資料提供:BOBさん
すでに生産も終了し配備も解かれているマガジンポーチです。
M16タイプの20連マガジンがそれぞれのポケットに1個づつ3本収納できます。通常は2個ペアで使用し120発携行します。
M1カービンのマガジンポーチをモデルにしていると思われます。

國軍五七式(M-14)槍彈袋
 (M-14ライフル用マガジンポーチ)

57式用のマガジンポーチで各ポケットに1本ずつ合計2本のマガジンを収納出来ます。57式は台湾で生産されたM14です。デザインはM1カービンのマガジンポーチを参考にしている様でODのコットン製。蓋が2分割されておりT65のコットンマガジンポーチより使い勝手が良さそうです。
現在は生産、配備共に終了しています。
拳銃用マガジンポーチ
資料によると45口径用ではないかと思われます。WWUアメリカ軍形の陸軍旧型弾帯用でドットボタンで弾帯留めることが出来ます。
現在は迷彩の物も有ります。
H形サスペンダー(現行モデル)

資料提供:BOBさん
結合具、ナスカンは全部ABSプラスチック製になりますたが基本的なデザインは変わりません。
H形サスペンダー(海兵隊モデル)
陸軍、海軍陸戦隊共に同じ物が使われていますが装備の採用は陸軍は陸軍総部、海兵隊は海軍総部が決定するのでBDU及び個人装備の採用は別々になる為陸軍と海軍陸戦隊では装備に微妙な差異があります。
このサスペンダーも海兵隊用ということで購入しましたが基本的デザインは同じですが細部がマイナーチェンジされています。
まず背のう用アダプター取り付け部がプラスチック製ファステックから金属製だ円環になりD形環も金属製フックに変更されている他ほとんどのプラスチックパーツが金属製に変更されている他パッド部の厚みも増しています。
H形サスペンダー(タイプ1初期型)
アダプター取り付け部

このH形サスペンダーは独特の形状で弾帯とは異なりしっかりした作りで84年の実験型から85年まで使われていた初期型のタイプ1(仮称)です。
前部D型環は三角形近いのABSで後期型はABSのD型になります。前部のマジックテープはロケットなどの重型武器を背負う知る時に疲れ減らすのためのパッドが取り付けられる他ます。
海軍陸戦隊
バックパック用アダプター

手榴弾ポーチ
左の写真は海兵隊タイプでグレネードポーチに装着できますがべルクロたげ装着為落ちるの可能性が高いので後期もあまり使われなくなりました。
。 前部にマジックテープとDリング、凸形ファステックが有りマジックテープと凸形ファステックはバックパック使用時にフレームアダプターの取り付けに使用します。
写真はサスペンダーにアダプターを取り付けた状態です。
アダプターには小さなポーチが着いておりマジックテープ部分に取り付けます。バックパックは小型ポーチからのびている上部固定用フックとサスペンダー前部の凸形ファステック部分に取り付ける下部固定用ストラップによりアメリカ軍のミゼットバックをX形サスペンダーの取り付け要領と同じようにに取り付けます。

アメリカ軍型サスペンダーとバックパック
資料提供:BOBさん
アメリカ軍タイプをライセンス生産したバックパックとX形サスペンダーです。
あまり多くは使わなかった様です。

サスペンダー用パッド
サスペンダーパッド(左側は正面、右側は裏側)と装着例です。マジックテープとドットボッタンの両方で安定して固定出来ます。
右側は装着例です。左は銃を構える時の例、右はロケットなどな物を背負うする時の例です。

早期手榴彈袋
(旧型手榴弾ベスト)
手榴弾ポーチとして紹介していただいた物ですが私的分類ではベストにさせていただきました。
生地は厚手のOD色コットンで各ポケットに1個づつ合計4個の手榴弾が収納出来ます。また裏返して使用すろと各ポケットに1個づつ合計2個の柄付き手榴弾が収納出来ます。デザインはアメリカ的ですがポケットの開閉と左右を結ぶのは縛るという東洋的な連結方法で和洋折衷の新鮮な魅力の有る一品です。
今回もBOBさんのブログから資料提供いただきました。
國軍迷彩模組式戰術背心
陸軍迷彩モジュラーチェストリグ
台湾のメーカーが製作したタクテイカルギアで官給品ではありません。また兵士の私物で使用されている写真も今のところ見受けられませんが縫製等もよくなかなかの作りです。デザインは同種のアメリカ軍の物と同じです。ポーチ類はすべてセットになっておりマガジンポーチ3個、手榴弾ポーチ2個、無線機ポーチ、水筒カバー、ミッションポーチ、無線機ポーチがセットになっています。
 85D抗紅外線國軍數位迷彩MK2戰術胸掛背心
85D タクティカルギアというメーカーのチェストリグです
タスマニアタイガーなどに同種のリグが有り下請けで作っていた様です。
細部まで非常によく作り込まれており裏側にはハードプレートも入る様になっています。
胸のパネル部分は折り畳んで収納出来ます。
國軍85年所撥發之野戰背包
(85年から支給されたバックパック)

海兵隊タイプのバックパックの使用法です。アルミバックフレームに装着してます。
裏側にはウェストバッドが付いてます、このバックの欠点は一度H形サスペンダーから切り離さないとサスペンダーが使用できない点です。
陸軍弾帯:旧型(上)、現行型(中)
海軍陸戦隊弾帯(下)



上の陸軍旧型弾帯はアメリカ軍のM56弾帯のコピーでナイロン系の繊維が多く鳩目やバックルの金属の表面処理はやや粗い処理が施されています。M56弾帯と比較するとやや薄く堅い使用感でM56に比べ使用感は今一良くありません
中の陸軍現用弾帯はLC2A形ですが品質的にあまり良く有りません。
下の海軍陸戦隊の弾帯は陸自の旧型弾帯と非常に酷似しておりPX品の旧弾帯と言ったら信じてしまう方もいるかも知れないくらいよく似ています。品質もマズマズです。

海軍陸戦隊水筒カバー
コットン製で中に毛布生地で内張が施されています。デザインはWWUのアメリカ陸軍形ーでカーキに脱色すればWWUの代用品になりそう。
ステンレス製1L水筒
現在も使われている水筒とカップです。WWUアメリカ軍型の水筒ですが材質はステンレス製でとても良い作りです。反面やや重量があるため満水にすると水筒カバーに不安があります。
アメリカ軍型1Q水筒

写真はアメリカ軍用です。
水筒は以前はステンレス製の物でしたが最近はアメリカ軍型の1Q水筒も使われているようです。
海軍陸戦隊
ボディーアーマー

アメリカ軍のM1型防弾チョッキ又は同形の防弾チョッキで輸入品か国産かは不明です。
情報が無いためはっきりとは言えませんが対アメリカ貿易黒字国の台湾が黒字緩和策で購入したのではないでしょうか。同じ経緯でハンマー高機動車が購入されています。
コレクターとしてはやはり陸軍、海軍陸戦隊それぞれの迷彩パターンの物が採用されればなと言う感想です。
アクセサリー
(その他のアイテム)

写真の徽章は「鉄漢(鉄の男)」
7回の特殊地形(山地、ジャングルと水上)の落下経験を済んだ者が得られる徽章です。
解説:SHARKA氏

名札と陸軍標記

写真は名札と陸軍標記はODの布にプリントされています。
台湾OD陸軍
階級章と兵科章

現在使用されているOD地に黒字タイプで2等兵(左)と2等軍曹(中央上)1等軍曹(中央下)です。左は上が歩兵で下が高射砲兵。
2等兵の階級章は自衛隊の物によく似ていますがこの辺は日本びいきのお国柄の為でしょうか。
日本人には何となく嬉しいですね。台湾軍は中国の対浸透作戦対策として階級章をはじめとする徽章類を定期的に変更しています。
陸軍階級章(迷彩)
下士官以上


資料提供:予備役士長さん
迷彩の将校、下士官用階級章で縫いつけ式です。
上から番号準に。
1:上校(大佐)
2:中校(中佐)
3:少校(少佐)
4:上尉(大尉)
5:中尉
6:1等士官長(上級曹長)

7:2等士官長(曹長)
8:上士(1等軍曹)
9:中士(2等軍曹)
10:学生
11:士官隊(下士官訓練隊)
陸軍兵科章(迷彩)
1993〜2001年


資料提供:予備役士長さん
こちらは兵科章の2代目です。
1993年〜2001年頃まで使われたタイプです。

1:工兵
2:化学科
3:政治作戦科
4:航空科
5:測量
6:砲兵

7:装甲(機甲)
8:運輸
9:軍医
10:行政(副官)
11:財務
12:通信
13:経理(需品)
14:経理(需品)
15:兵工(武器科)

陸軍兵科章陸軍(迷彩)
1993年以前

資料提供:予備役士長さん
同じく93年以前の兵科章です。
細部は上項参照。

陸軍16師指揮機構
1930年の「国民革命軍教導第3師」が民国90年(2001年)に北部改変に伴い現在に至る。現在は師団以降の単位はなく指揮部と幕僚參謀室のみが残っているのみ。

陸軍第8軍団司令部
前身である「予備部隊訓練司令部」が民国68年(1979年)に改変のため南部に移駐した際に現在の機構になった。
海軍陸戦隊階級章

資料提供:予備役士長さん
迷彩生地に刺繍されている他は概ね陸軍に同じです。
このタイプの兵用階級章は旧型になります。
海軍陸戦隊階級章
現用ODタイプ

資料提供:予備役士長さん
同じく海軍陸戦隊の兵用階級章のバリエーションの一つです。
現在はこのタイプが使われています。
海軍陸戦隊守備旅
スローガンが掲げれれたパッチで「守備旅」をあらわす。
SFパッチ−1

資料提供:予備役士長さん
陸軍系の特殊部隊と空挺部隊、空中強襲部隊のパッチです。左下の黒丸に水中眼鏡とナイフのドクロマークは、よく特殊部隊紹介本などに「陸軍長距離潜水偵察コマンドゥ」として紹介されている部隊で正式には「第101上陸偵察大隊(ARB−101)」というそうです。
海軍陸戦隊パッチ−1

資料提供:予備役士長さん
海軍陸戦隊の偵察隊、特別勤務部隊(対テロ)、そして陸軍の海龍蛙兵(フロッグマン)
SFパッチ−2

資料提供:予備役士長さん
スペシアルフォース物と空挺物です。「武漢(ウーハン)」の文字は「空挺部隊」を表す呼称だそうです。
陸軍パッチ−1

資料提供:予備役士長さん
訓練隊関係と陸軍憲兵隊特種勤務部隊(対テロ)パッチ。
海軍陸戦隊パッチ−2

資料提供:予備役士長さん
(左)陸戦隊偵察支援隊
(右)チョット珍しい政治作戦特遣隊というチョット珍しい部隊のパッチ。
海軍水中爆破隊(UDU)

資料提供:予備役士長さん
UDU(海軍水中爆破大隊)はUDTとSEALを合わせた性格の部隊です。1個中隊が水陸両用戦、第2中隊が「水中機雷処理中隊」だそうです。海軍特種部隊(台湾ではこう書きます)で、迷彩は陸軍と同じものを着ていて、ブッシュハットに迷彩服、若しくはつなぎの姿がたまに写真に出てきます。
陸軍空挺第62旅団天竜部隊
陸軍空挺第62旅団天竜部隊のパッチです。
海軍陸戦隊:東沙島守備隊

一番南の領土「東沙島」に配置された陸戦隊のパッチです。白い漢字のスローガンで「我が部隊がこの島を守る」と書かれています。右腕に取り付けます。

(解説:BOB氏)
海軍陸戦隊ゲートル
海軍陸戦隊のゲートルで端末処理がマジックテープとなっているため近年の物と思われます。戦後のイギリス軍のゲートルの様に巻き上げずに使用するタイプです。推測ですが主に上陸時などの裾処理に使ったのではないでしょうか。
海軍陸戦隊迷彩Tシャツ
海軍陸戦隊のタイガーストライブのTシャツ。サイズはLサイズで綿と化繊の混合。新品のせいもありますが着心地はやや硬め。
陸軍迷彩Tシャツ
同じく陸軍のリーフパターンのTシャツ。陸戦隊同様サイズはLサイズで綿と化繊の混合。新品のせいもありますが着心地はやや硬め。
陸軍迷彩長袖シャツ
同じく陸軍の長袖Tシャツで半袖を粗なまんま長袖にした物です。細部の評価は上記2点に同じ。
國軍CB-91特戰靴
陸軍特殊部隊用CB-91ブーツ)

資料提供:BOBさん
特殊部隊用に試験運用中のコンバットブーツです。採用については未定です。完全防水の合皮系ブーツですのでゴアテックスなどの素材が使われていると思われます。
T3−75防護面具袋
T3−75防護面具袋のバッグ内部

台湾軍のガスマスクバックで中身はありません。ヘッドギアの項目の写真にあるガスマスクが入ります。
台湾リーフパターンの防水コートされた生地で周囲に3個の除染剤用と思われるポケットが着いています。フックやコキ類は樹脂製で内側には吸収管用のポケットが着いています。

G U N

基地祭で観客に展示されるT74機槍と60mm迫撃砲など。
T74の放熱フィン付き銃身は必見。

拳 銃

レッグホルスターにBerettaM92を装備する台湾デルタ
Beretta92F
台湾ではM1911A1、S&W−M5904/6904が主力として使われていますが各方面ではM92F、USP、グロッグ17なども使われています。
T75K2は最新型でクーガーの台湾版です。
T75K2手槍
短機関銃

T77衝鋒槍(短機関銃)を構え突入する台湾デルタ
Beretta−M12/S
古い写真資料ですが空挺特種勤務中隊でBerettaM12やUZIの使用が確認されていますが大規模な採用では無いようです。
UZIはマルイより電動ガンが発売されています。
UZI
T77衝鋒槍(短機関銃)

T77を装備する台湾版デルタフォースの特種勤務中隊
台湾軍はミニUZIやイングラムと言ったサブマシンガンを使用しておりこれを元にしたT77衝鋒槍(短機関銃)を国産化採用しています。電動ではありませんがガスガンのミニUZIやイングラムを改造して作成してみるのも策です。
ライフル


T65k2歩槍
(M16系ライフル)

T65K2電動歩槍の
B−Boys:rito氏による詳細レポートはこちら
台湾ではM16のガス直接噴射式から通常のガスピストン式に変更したT65K1と改造モデルT65K2を採用しています。
k2はサイト部分がM16と同じキャリングハンドルになっているのに対しK1は独立したリアサイトのみです。またハンドガードを短縮してM4カービン型の伸縮ストックを付けたカービンモデルのT65K2カービンも有るようです。
台湾では電動フルメタルのT65K2が発売されました。
XT86戦門歩槍

写真は実銃です。
台湾版M4カービン。空挺、海軍陸戦隊、砲兵、機甲歩兵、艦艇乗員などが使用を前提に開発されましたが一部の部隊に試験的に配備されましたが不採用となりました。現在は改良型のT91が試用されました。作動機構はT65K2同様ガスピストン式のですがT65とは異なり規制子を取り付けガス圧の調整が出来る様になっています。台湾では不採用となりましたがヨルダン軍特殊部隊で採用されています。外観はハンドガードとフロントサイトの二つが変わっただけすがM16とはだいぶ違った印象になりますね。マルイのM16A2やM4の改造キットが有れば是非欲しい1丁です。
T91戦門歩槍

写真は台湾製電動GUNの試作品
 
T86の改良モデル。キャリングハンドルがレイルとなりよりM4カービン的になりました。現在台北の憲兵隊や機甲部隊などに配備が始まったそうです。また同時に3点式スリングなども採用されたそうです。市街戦向きの長さで憲兵隊内で評判は良いそうです。
68式歩槍
(ステアAUG)
台湾ではステアAUGのコピーを制作したのですが性能が思わしくなく本家を輸入、ライセンス生産し68式歩槍として正式採用しました。不採用のコピー版はM16形のフロントサイトとスコープではなくキャリングハンドルとピープサイト。銃床前下部に穴が空き握りになっています。
現在ではレンジャー及び訓練部隊で使用されているそうです。
マルイより電動ガンが発売されています。
57式歩槍(M14ライフル)
海軍陸戦隊のなかでもエリート部隊フロッグマン(水中工作)部隊などで使用されています。
台湾のM14は本家スプリングフィールド工廠閉鎖後、M14製造用の治具・工作機械は中華民国(台湾)へ売却され、同国軍用ライフル「57式歩槍」として生産が続けられた。
1976年にM16を原型とした「65式」及び「68式」が採用されるまで主力ライフルの座にあっりました。
マルイより電動ガンが出ています。

狙 撃 銃

M14ベースのブルパップ狙撃銃を構える陸軍対テロ部隊。
正式名称は不明ですが57式歩槍(M14)をブルパップ化した狙撃銃。機関部の形状が異なりますがイスラエルのM86狙撃銃に酷似しており改造版の可能性も有ります。台湾流にはT75狙撃槍とでも呼ぶのでしょうか?
この他H&k−PSG1、US−M24なども使用されています。
機 関 銃

写真は実銃の5.56公厘T75班用機槍
5.56公厘T75班用機槍
(分隊支援火器)

写真は実銃です。
台湾版MINIMIです。T74同様M60機関銃形の2脚が付きストックが左側に折り畳めるのが特徴です。細部も異なりますが機能はMINIMIと同じです。ただM60型の2脚は前方にしか折り畳めない様で機能上はMINIMIに劣ります。MINIMI同様M16タイプの30連マガジンとベルトリンク用BOXマガジンが使えます。電動ガン化としてはがTOPよりMINIMIの電動ガンが発売されていますのでこれを改造してみてはいかがでしょう。
M249MINIMI−SAW
台湾で改良されたT75は結局軍の方針転換で打ち切りとなり換わりにM249MINIMIが採用されました。現在はT75とM249が混用されているそうです。(後憲HPより引用)
T74機槍(汎用機関銃)
(FN−MAG

台湾陸軍の主力機関銃はFN−MAGがをライセンス生産したT74機槍です。バイポットにM60形の放熱リブ付きの物が使用されており放熱フィン付き銃身を付けたモデルもあり我が国の62式機関銃を思わせますが性能は段違いでしょうね。
三零機槍
(ブローニングM1919機関銃)

写真はフルスクラッチ電動ガン
旧式ながらブローニングM1919も在籍していましたが現在は弾が無くなり退役しているそうです。
その他傑作M2ブローニング12.7o重機関銃も五零機槍として多数使用されています。
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