さてサバゲ装備の特集もネタがだいぶ尽きてきましたが割と数が揃っている韓国特集をやってみたいと思います。 お隣の国で歴史的にもつながりの深い国ですが歴史認識や領土問題などで多くの問題を抱えているのも事実です。 まあ、私がどうのこうの発言しても何も変わるものはありませんので今回は難しい話は抜きにして純粋にコリアンミリタリーを楽しむことししたいと思います。 注意:当サイトの特集はサバゲでの雰囲気を楽しむものですので資料価値はあまりありません。 管理人の性格と同じで「マァ・こんな感じ」という程度のものですのでご理解ください。 |
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更 新 履 歴 | |
2020.10.10:K7消音短機関銃、K2カービンの写真を追加、加筆修正 2012.03.19:一部内容を加筆修正 2014.02.15:復刻版石垣迷彩ハットを追加 |
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迷 彩 服 | |
韓国の本国系迷彩服は主に4種類のパターンに分けられます。 |
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最新型デジタル迷彩 空輸特戦団使用 資料協力:kamo,s camouflage collection |
韓国軍で最近見かけるようになったデジタル迷彩で 写真の物は主に空輸特戦団で使用されているタイプです。 他に陸軍用、海軍用などのバリエーションが有あります。 色調はアメリカ海兵隊のMAPADに似ています。 国内外の市場にもちらほら見かけるようになりました。 管理人は未入手なので 資料協力を kamo,s camouflage collection より受けております。 |
ウッドランド迷彩服 |
90年代頃から陸軍、海兵隊を始め全軍で統一運用されるようになった迷彩です。 ジャケットは2ポケットで前合わせは隠しボタンの薄手の生地です。 染色技術の為と思いますが使い込んでくると白っぽく脱色いてきます。 コレクション的にはウッドランド系パターンの一種ですので面白みを欠きまあす。 |
同じくウッドランドのズボンです。アメリカ軍の物と比較するとタイトな作りです。 大型のカーゴポケット2個を含む5ポケットで染色技術の関係で上衣同様使い込むと白っぽくなってきます。 韓国軍の徴兵された兵士は通常戦闘服のみ支給され制服は支給されないそうです。 |
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海兵隊:石垣迷彩 |
海外ではブロックパターンなどとも言われる独特の迷彩で心をくすぐります。 2000年くらいまで使用されていた海兵隊の旧型迷彩で現在は陸軍と同じウッドランドに統一されています。 年代により色調が異なり初期は自衛隊の旧迷彩に似た色調ですが後期型はウッドランド系の色調にマイナーチェンジしています。面白いのは海兵隊のLTV−7水陸両用装甲車なども同じ迷彩柄で塗装されています。 |
同じくズボンです。化繊系生地が多いノーアイロン仕様です。ウッドランド同様大型のカーゴポケット2個を含む5ポケット仕様で作りは割とタイトな感じです。 | |
石垣迷彩服フルパッチ仕様 |
石垣迷彩のフルパッチ仕様。戦闘用というより勤務服かパレード用だと思われます。また式典等で海兵隊OBが着用している写真も散見出来ます。 一般的に国内市場で手に入るの物はこれが多いですね。 |
郷土防衛予備軍レパード迷彩服 |
映画「シルミド」にも登場して知名度も上がった迷彩服です。60年代から80年代頃まで陸軍から郷土防衛予備軍で使われていたダックハント迷彩を起源にすると思われる迷彩服です。 基本スタイルはシャツスタイルのボタン露出の2ポケット、生地はやや厚めの迷彩HBT生地で色調パターン等で数種類のバリエーションがあり全般にタイト(細身)な作りです。 |
郷土防衛予備軍レパード迷彩ズボン |
横の折り込みポケットと後ろの縫い付けポケットの3ポケット仕様のズボンで迷彩シャツ同様タイトな作りです。なぜかズボンでウエスト70cm台のサイズが主流で流通し85cm以上のサイズは品薄です。 これは郷土防衛軍という性質上退役後実用品として消費されてしまう為ではないかと推測します。 実用性の面ではやはり大型カーゴポケットが欲しいところです。 韓国ではこの迷彩固有もコレクターもいるそうです。 |
特戦団 ヌードル迷彩服 |
俗にヌードル迷彩と呼ばれ主に特戦団で使われた迷彩服。 薄手のコットン3ポケット仕様で胸の2か所と左肩に1ケ所のポケットがあり方ポケットはジッパー式です。 |
特戦団ヌードル迷彩ズボン |
特戦団ヌードル迷彩ズボンです。左右に大型カーゴポケットと臀部にポケットが有りシャツ同様薄手の生地で出来ています。昔のジャージの様に左右の下肢外側にファスナーがあるのが特徴です。 全般にウエストの細い物が多く76〜78cm位の物が主流です。 |
アメリカ軍軍事顧問用 ジャングルファイティング型 ヌードル迷彩ジャケット |
軍事顧問用に作られたジャケットで特戦団用や郷土防衛軍用とは生地質が異なり厚手のコットン生地製です。 デザインは4ポケットのUSジャングルファイティング型。 |
郷土防衛予備軍 特戦団出身者使用 ヌードル迷彩ズボン |
題名の通り郷土防衛予備軍に在籍する特戦団出身者が使用した迷彩服で生地質や迷彩パターンは同様だが色いあが異なりやや藍みがかった色いあです。 |
90年代AFVクルー用/ 郷土防衛予備軍ツナギ |
AFVクルー用のツナギですが郷土防衛予備軍や特戦団用と迷彩パターンが異なり迷彩パターンがやや細かい物が使用されています。 2000年以前の軍事演習の報道写真などではM48A2K〜A3Kのクルーが着用している写真が散見されています。 |
ヘッドギア |
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空挺用石垣迷彩と 海兵隊用石垣迷彩の ヘルメットカバー |
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ウッドランド迷彩ヘルメットカバー | 管理人は韓国ウッドと呼んでおりますウッドランド迷彩のM1型ヘルメット用迷彩カバーです。後部にゴムの入った布製ヘルメットバンドが付きます。 色合いはDPMに似ている様な気がします。 |
リーフ迷彩ヘルメットカバー | 使用時期は不明ですが同色の迷彩服を着た戦車兵とM48A2Kの写真が見られるので2000年前後の過渡期の物ではないかと思います。 |
ダックハント迷彩ヘルメットカバー | USダックハント迷彩と色いあいが似ているタイプです。 US−M1タイプヘルメット用 |
レパード迷彩ヘルメットカバー | 韓国ダックハント迷彩的な色彩となったタイプです。 フロッグスキン迷彩、レパード迷彩などともいわれています。 US−M1タイプヘルメット用 |
石垣迷彩ヘルメットカバー (縁の短いタイプ) |
海兵隊の旧型迷彩に当たる石垣迷彩はM1型スチールヘルメット用ヘルメットカバーが有りますが写真でご覧のとおり縁がアメリカ軍型の様に山形の物となだらかな曲線型の物が存在します。年代など細部はよくあ判りません。 |
石垣迷彩ヘルメットカバー (縁の長いタイプ) |
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陸軍ウッドランド迷彩略帽 予備軍帽章付き |
ベースボールキャップ型の一般的な帽子です。 徴兵された兵士は戦闘服のみ支給されすろうです。 帽章は予備軍の物だそうです。 |
郷土防衛予備軍レパード迷彩略帽 | 同じく予備軍用の旧型ダックハント迷彩の帽子です。 一見ベースボールキャップの様に見えますが前半分がベースボールキャップ、後ろ半分がUKのピークキャップやドイツの規格帽の様な裁断です。 |
海兵隊ウッドランド迷彩八角帽 | 韓国ウッドランド迷彩の海兵隊用八角帽です。 帽子の丈が低いタイプでツバの裏は迷彩になりました。 |
海兵隊石垣迷彩八角帽 | 海兵隊の旧型石垣迷彩の八角帽です。 本来はツバが異常に長くツバ裏に赤い生地が貼られています。 本品はツバを短縮しツバ裏も迷彩生地に改造したものです。 |
陸軍ウッドランド迷彩ハット (アメリカ軍代用品) |
韓国ウッドランド迷彩のハットは存在しますが代用品としてUSウッドランドのハットを使っている写真も散見しますので代用品としても問題ないと思います。 |
郷土防衛予備軍 ダックハント迷彩ハット (管理人企画品) |
古い韓国迷彩の帽子はサイズが小さい物が多く中々大きいサイズが見つからないので製作した一品です。 オークションで韓国ダックハント迷彩の類似生地を見つけ3年越しで製作した物です(ただダラダラ先送りにしていたのが真実)厚手の良質な生地と国内の帽子屋さんのおかげで非常に満足できる帽子に仕上がりました。 |
郷土防衛予備軍レパード迷彩ハット | サイズが無いため実物の韓国ダックハント迷彩シャツから製作したハットで管理人の企画品。デザインはUS部ーニーハット型、サイズは60cm。 |
特戦団ヌードル迷彩ハット | 上記と同じく実物特戦団ヌードル迷彩シャツから製作したハット。 実物は希少だそうです。 |
海兵隊石垣迷彩ハット (管理人改良品) |
海兵隊用の石垣迷彩ハットを改造して作ったハットです。 市場に出回っているドレスユニフォーム用のツバ裏が赤色のハットとツバ裏が迷彩のハットでサイズが大きい物を2個一にしてゲームに使える一般的なブーニーハット調の物に改造していました。 |
海兵隊石垣迷彩ハット復刻版 | 復刻版の石垣迷彩ハットです。 正規品で縫製もよくなによりサイズが豊富なのがイイですね。 |
US−M1ヘルメット型ヘルメット | アメリカ軍からの供与及び韓国国内でコピーされたM1型ヘルメット。 近年まで多数使用されていましたが逐次ケブラーのM1型に更新されている様です。 カバーを付けると外観上の区別はつきにくいですね。 |
M1ヘルメット型 ケブラーヘルメット 資 料 写 真 |
M1型ケブラーヘルメットは2000年前後に確認されたモデルです。 ある意味アフターパーツなどが流用できるので賢い方法でもあります。 実際に手に取った方の感想は 「ヘルメットにしては厚みが薄くない?」という感想だったとか? 現在はフリッツ型も大分普及してきているそうです。 |
個 人 装 備 |
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韓国軍の基本装備はサスペンダーと弾帯を基本とする装備で近年各種ベスト等も採用されていますがまだ普及率は高くなく、海兵隊は弾帯、サスペンダーの基本装備が主流の様に見えます。 基本装備はアメリカ軍のM1945サスペンダーをナイロン化したサスペンダーとデービスバックル型弾帯、M56マガジンポーチをLC2化したマガジンポーチ、LC2型コンパス/ファーストエイドポーチ水筒はLC2型でM5銃剣のコピーなどが使われています。ベルト周りには他にポンチョロールが付くくらいでいたってシンプルです。 |
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ウッドランド迷彩特戦団ベスト | 以前コンバットマガジンの記事掲載されて有名になったベストです。服地製でK9サブマシンガン/K2ライフル兼用と思われるマガジンポーチが4個あり内1個は無線機兼用となっています。 他手榴弾用ポーチ3個大型ポケット1こが正面にあります。 バリエーションとして砂漠迷彩版もあります。 |
特戦団ベスト背面 |
背面は大型の固定式パックが付いています。 調整点は側面が紐締め式、内側にベルトがあります。 |
韓国版ロードベアリングベスト ライフルグレネーダー用 |
アメリカ軍のタクティカル・ロードベアリングベスト(以下LBV)の韓国版。 軍事協罫線の監視部隊の使用が報道映像で公開されたベストで何種類かのバリエーションが有る様です。 写真の物は40mm擲弾用でマガジン4本と10発の擲弾が収納出来ます。又アメリカ軍のLBV同様下端に弾帯が取り付けらえます。 アメリカ軍のLBVに比較して生地が薄くサバゲ用レプリカの様な感じです。 |
M1956型汎用マガジンポーチ(後期型) | 後期型のM1956型マガジンポーチで仕様はアメリカ軍の物とほぼ同じですが生地質はやや劣ります。 |
M1956型汎用マガジンポーチ(前期型) | 上記のポーチの前記型。弾帯への取り付けがベルトループになっています。生地の質、縫製は上記の後期型よりも劣ります。細部の仕様はM1956マガジンポーチに同じです。 |
M1956型水筒カバー A | 同じくM1956型水筒カバーですが弾帯への取り付けはワイヤーフックで吊り下げる第2次大戦型を踏襲しています。生地質は上記の後期型マガジンポーチに近く、内側は起毛で保温性があります。 |
M1942型水筒ポーチ | 第2次大戦型の水筒カバーですが内部は起毛が無くベルトへの取り付けはベルトループを使います。 |
コンパス/ファーストエイドポーチ | コットン製M1956型コンパス/ファーストエイドポーチですがM1956の同品がが吊り掛けピンを使うのにワイヤーフックで吊り下げるタイプです。 |
M1961コットンフィールドパック (代用品) |
USマークの下にハングル文字が入ったフィールドパックが参観される他韓国製のパックも有るようです。細部はサンプルが無く比較できません。 写真はレプリカのM61パックです。 |
弾帯各種 | 韓国軍ではデービスバックルと呼ばれる鉄板打ち抜き式バックのナイロン弾帯が長い間使用されています。調整は中央の鳩目穴にフックを掛けて長さを調整するやり方ですが変わっているのは一番下のコットン弾帯です装備を取り付ける鳩目穴と調整用の中央の鳩目穴が最小限しか開いていない変わり種でどういう経緯で作られた物かはわかりません。 |
アクセサリ |
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ウッドランドボディーアーマー 資 料 写 真 |
M1ボディーアーマーの韓国版ですが肩部分に補強用のOD生地が有るのが特徴でバブル期にアメリカ軍用として売られている同品を見たことがありましたが韓国軍用とは思いませんでした。 |
現行型ウッドランドボディーアーマー 資 料 写 真 |
よりM1型に近くなったというか自衛隊の戦闘防弾チョッキに近いデザインになりマガジンポーチが直接取り付けられています。 |
ライフルスリングベルト |
M1型ライフルスリングベルトでコットン製ですが端末がコキに縫い付けが省略されています。 韓国軍スタンプ入り。 |
海兵隊のタンクトップ。 韓国独特の派手な赤で刺繍による豪華な仕上げですが刺繍の為少々チクチクするのが難点でした。 |
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G U N |
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K5 9mm拳銃 | S&W社の拳銃をベースに開発されたという拳銃、詳細は知りません。 |
K1A1カービン |
韓国がM16のライセンス生産で得たノウハウを元に開発したXM177に相当するカービン銃。M16系同様のガス直接利用方式。 バレルの長さでK1とK1A1がある。 写真は韓国製手動式にマルイのM16のユニットを組み込んだ物。簡単に組み込めるそうだ。 |
K2アサルトライフル |
K1をベースに一般的なガスピストン方式にした韓国の主力小銃。ストックは折畳式。 写真はトイスターの手動式で外観、性能共におもちゃ然とした初期のエアガンという感じです。 最近金属製電動も登場した様です。 |
K2カービン |
上記のK2ライフルはマルイのスタンダードモデルのM16系電動ユニットがポン付け出来てマガジンも互換性があるのでお手軽にいろいろいじれます。 こちらは電動化のうえ光学照準器と短縮及び各部の補強などを行ったカスタムモデルです。 |
K7消音短機関銃 (9mm弾仕様) |
K1のフレームを利用して作られたSMGで同じくM16系のフレームを利用したコルト9mmSMG(M635)とMP5SD6を足した様なデザインの消音短機関銃。 特戦団などに配備されている様です。 エアガンはトイスターから電動ガンが発売されていますが性能、外観ともにはおもちゃ然としており数世代前のエアガンとう感じですがアダプターを取り付けることで9o弾用マガジンを使用することが出来ます。 こちらもマルイ電動用ユニット搭載の改造モデルです。 |
K7消音短機関銃 (5.56mm弾仕様) |
上記のK7の5.56mm弾仕様。 K2ライフルと本体部分の仕様が同じなのでマルイの電動用ユニットがポン付け出来ます。 アダプターを外すとマルイ・スタンダードM16系マガジンが使用できます。 |
M603K(M16A1)ライフル 実物資料写真 |
M16A1ライフルをライセンス生産しM603Kライフルとして生産、使用しました。 M16A1は東京マルイから電動ガンとして発売されているので韓国軍装備のエアガンとして一番無難に使える1丁ではないでしょうか。 |
M60汎用機関銃 実物資料写真 |
MG42とFG42をベースに開発された戦後〜2000年くらいまでのアメリカり軍の主力機関銃。 韓国でもライセンス生産され広く使用されています。 エアガンとしてはアサヒファイアーアームズからガス式、TOPから電動がそれぞれ発売されていましたが現在は共に絶番です。 近年海外A&Kより発売されています。 |
K3(MINIMI)分隊支援火器 |
MINIMIの韓国版。 当初ライセンスモデルと思っていましたが政治的理由によりFNが設計し韓国で制作された韓国型MINIMIということらしいです。 信頼性に難があるとか? 国内外のメーカーからMINIMIの各種バリエーションが出ていますので各国装備に合わせるのに便利です。 |
コーディネイト | |
最後にサバゲ用のコーディネイトですが。 最新のデジタル迷彩も国内市場にちらほら現れ装備を除けばサバゲ出来そうな感じです。 ウッドランド迷彩はかなり安価かつアメリカ軍の物が流用出来るので揃えるにはお手軽だと思います。 海兵隊の石垣迷彩、郷土防衛隊のダックハント迷彩、特戦団の旧迷彩のヌードル迷彩はヘッドギアが難しいところです。 装備は基本的な弾帯、サスペンダー装備が使い回しが効くのでお勧めだと思います。 |