Team Folgoreの装備品紹介

更 新 履 歴
2016.03.30:TAZ90ハットとICS・SIG551DEを追加。 
2012.01.09:TAZ90GET装備を追加
2011.04.09:M71ライバーマイスター迷彩ヘルメットカバーを追加


(中級編)
スイス陸軍装備

スイスというと時計を始めとした精密機械に代表される技巧の国。またアルプスの豊かな大自然に囲まれた観光の国としても有名ですが自然の要害とし第2次大戦でも中部ヨーロッパで唯一ナチスドイツの侵略を防げた国です。また永世中立こくとしても有名です。
国民は兵役の義務を有し有事には40万の兵力を動員出来ます。その反面ミリタリーサープラスではあまりにも知られていないのが現状でしたが近年アーミー95という新防衛大綱による近代化で旧式の装備が大量に放出されました。これらに混じって一部新型装備が流失しスイス国内で業者が処罰されるなどの問題も発生しました。
しかし最新の装備は厳しい罰則の元管理されなかなか市場に出てこないうえ資料も少なく中々コレクションを一通り揃えるのは難しい国です。

迷彩服

TAZ90迷彩服ジャケット
90年代から配備が始まった新型迷彩服でM83迷彩服をベースに色調をウッドカラーに変更、デザインもファスナー式2ポケット仕様でフロントはファスナーで開閉します。
この迷彩服は軍納入業者が海外市場に大量に横流ししたのが発覚し倒産においお込まれまし
この一部がアメリカ経由で日本市場にも流通し一時的に市場をにぎわせましたが現在は入手困難になってきています。
この他にM88迷彩のパーカーなども存在します。
パーカーのデザインはジャケットとほぼ同じですが腰ポケットが追加されフルラインの裏地付になっています。
TAZ90迷彩服ズボン
M88迷彩服のズボンです大型カーゴポケット2個を含む3ポケットスタイルで裾部分はファスナーで開閉します。
生地は滑らかな化繊生地が使われいます。
購入当時は関西で1店、関東で2店のSHOPが取り扱っていましたが現在の状況は不明です。
日本での植生はUSウッドランド迷彩と同程度の効果で春〜秋に無難に対応します。
M83迷彩服ジャケット
M88迷彩採用前に使われたい迷彩でM1960型とM88との過渡期に使用された物と思われます。
デザインは胸ポケットの配置や形状がことなりますが割と似通った裁断で縫製されています。
M83迷彩服ズボン
M83迷彩ズボンです。迷彩パターンは似ていますが色調が微妙に変化しています。上下とも薄手のシングルラインで日本での使用に適していますは植生にはいま一つ合わない様です。新品中古ともに帽子と3点セットで割と購入しやすい価格帯で市場に出回っています。
M1960迷彩ジャケット
M1960迷彩(仮称)ジャケットです。1960年頃に正式化された迷彩服で後のM83迷彩服の原型となった迷彩パターンです。
第2次大戦末期にドイツで開発された対赤外線用迷彩パターンのライバーマイスターパターンの発展型と言われており一般的にはアルペンパターンという俗称がついています。
ジャケットは厚手のフルライン仕様で防虫ネット付きフードが標準装備されています。服のポケットにマガジン、手榴弾他各種個人装備を収納する様になっておりかなり凝った作りになっています。
M1960迷彩ズボン
同じくM1960迷彩のズボンです。
ジャケット同様の凝った作りで写真では内側にしまっていますがH形サスペンダーが付属します。大型のカーゴポケットや大腿部の防水生地にによる加工などさまざまな工夫が凝らされています。
ヘッドギア

M71ヘルメット
TAZ90迷彩ヘルメットカバー


TAZ90迷彩のヘルメットカバーです。同様にM83型迷彩やTAZ90迷彩の新型のフリッツ型も有る様です。閉め込み紐が外側にあり内側側面にヘルメット固定用のアンカーフックが付いています。
写真の物は国内で中古で販売されていた物です。
M71ヘルメット
83迷彩ヘルメットカバー

M71ヘルメット用のライバーマイスター迷彩ヘルメットカバーです。前期のTAZ90迷彩ヘルメットカバーと同じ作りですがこちらが元祖ですね。
M71ヘルメット
現行のM71ヘルメット。革製のハンモックが付き頭の大きさいに合わせてサイズが設定されています。手に取った見ると一見どちらが前か判らない様なデザインで旧型のM18ヘルメットのツバを落とした様なデザインです。
新型のフリッツ型との更新が始まっていますが39万からの予備兵力を有する国だけに更新はまだまだ時間がかかるので当分は現役の座にあると思われます。
M18ヘルメットとM1960迷彩ヘルメットカバー
第1次大戦後から使用が開始されたヘルメットでガンダムのジオン軍のヘルメットの様なデザインです。戦後M71ヘルメットが普及するまですかわれており近年M1960やM83迷彩服などとともに放出されました。
ヘルメットカバーはM1960迷彩でM18ヘルメット用の他M71ヘルメット用もあります。
ヘルメットの形状に合わせた裁断に変更された他はデザインはだいたい同じですがM18ヘルメットはカバーは5か所にアンカーフックがありますがM71ヘルメットでは2か所に変更されています。
M18ヘルメットと旧型ヘルメットカバー
ドイツ系住民が人口の65%を占めるスイスは少なからずドイツの影響を受けています。戦中〜戦後の頃の迷彩はドイツ陸軍が採用したのスプリンターパターンに酷似しており。同様の迷彩ポンチョ兼組立テントなどにも採用されています。
この他にカーキ系の滲み迷彩パターンの物もあります。
TAZ90迷彩04ヘルメットカバー

資料提供:ネコ玉さん
最近の各国の流れに沿いスイスも炭素繊維系ヘルメットを採用しました。
原型についてはドイツ軍のtyp826ヘルメットと同じシェルですがハンモックが異なります
ヘルメットカバーはM71用ヘルメットカバーより簡素化された作りですが量産品にはM71ヘルメットカバー用カバー同様の迷彩の偽装差し用ループがありますが試作品、又は先行生産型なのか偽装差し用ループが有りません。
04ヘルメット

資料提供:ネコ玉さん
ヘルメット本体はドイツ軍のtyp826と酷似していますが背後から見るとネジが2本多いのが特徴です。
顎紐はプラ製のファステックスと金属製のフックで連結されており、ボタン式+クイックリリース機能を備えたドイツ軍の物と比べかなり簡素な作りで、ライナー同様英軍に近い作りです。
TAZ90迷彩ピークキャップ(B型)

(左)耳あて内側収納時(右)耳あて外側折畳時
M88迷彩の戦闘帽です。デザインはアメリカ陸軍型で通常内側に防寒用耳あてが折畳まれています。下の仮称A型と比較すると側面に片側2個の通風口の有無が異なるいます。
本品は中古購入ですが前面に階級章のピンバッチを付けたと思われる穴があります。
TAZ90迷彩キャップ(B型)の耳あて展開状態
TAZ90迷彩ピークキャップ(A型)
こちらはA型と称していますがこれはこちらで付けた仮称です。
前記の仮称B型にある側面の片側2個の通風口がありませんが他は同じです。
A型はM88迷彩服とセットで販売されたいた物です。
M83迷彩キャップ
M83迷彩帽はM83迷彩服上下とセットで売られていた物で後頭部にゴムが入っておりサイズにある程度の許容範囲があります。
デザインはベースボールキャップに似た裁断です。
TAZ90迷彩ショートブリムハット

短い鍔のブッシュハットでコマーシャルモデルです。
縫製も良くしっかりした作りです。
顎紐ついていません。
海外から取り寄せ品で価格もATZ90迷彩品としては手ごろです。
第2郷土防衛師団ベレー(黒)
ヨーロッパ諸国で広く略帽として採用されているベレー帽はスイスでも使用されておりカラーバリエーションもあります。
写真のベレーは第2郷土防衛師団の機甲化もしくは機械化部隊のようです。
装 備

TAZ90GET装備

スイスは軍用品の横流しに厳しい罰則があるためスイス軍装備が市場に出てくるのは希です。
それでも装備の配備が進むにつれ更新された古い装備が市場にちらほら出はじめました様ですそれでも絶対数は希少でかなり高価な物に変わりがありません。
写真の装備はリンク先の管理人さんが苦労して入荷した物で一式回してもらうことが出来ました。
基本的にはイギリス軍の旧型PLCEと同じ作りでドイツやオーストリアのラバー製装備の様な生地で出来ています。
TAZ90迷彩ベストUK型

参考写真
イギリス軍タイプのベストで同様のデザインの物がデンマーク軍などでも使われています。あるコレクターの話ですとデンマークで同形ベストをプロデユースしたグループの制作でスイス軍憲兵隊に納入されたそうです。
これも残念ながら入手に失敗しましたので参考写真です。
輸入すると経費込で10万近くになります。
アクセサリーキット
M1960迷彩リュックサック
上記のM1960迷彩服と対をなす小型リュックサックで背嚢とは異なり1日から2日行程程度の必要最小限の着替えの下着などの個人用品や雨具、レーションなどの装備品などを携行する物で長期行動時の背嚢は別に準備されています。
M88迷彩レインスーツとデザートブーツ

資料提供:ネショルさん
中東派遣の国連職員のスイス軍兵士ですがパーカータイプのレインスーツとデザートブーツを着用しています。
レインスーツは見た感じ以前使われていたラバータイプのM88迷彩版のように見えます。
ブーツは特ダネですね。デザートカラーにサイドがM88迷彩なっている特別仕様のようです。
G U N
SIG−P210
スイスやデンマークで採用された9mm×19パラべラム弾使用の高級拳銃。写真の物はモデルガンですが数社からこッキング式などが発売されています。
SIG−P220
自衛隊の9mm拳銃としておなじみシグ/ザウエルの傑作拳銃です。
スイス軍の正式拳銃でも有り9mm×19のパラべラム弾を使用し8発装填。
タナカ他各社から発売されています。
SIG−550主力突撃銃
それまで使われていたい7.5mmstg57突撃銃に代わり採用された5.56mmの新型突撃銃です。
一般的にはSIG550で有名ですがスイス軍採用名はstg90です。
山岳戦を主眼において開発され当初は弾道製の良い自国製6.5mm弾で開発される予定でしたが海外からの輸入による補給面の利便性を考慮して西側スタンダードの5.56mmSS109が使用可能な様になりましたが弾丸自体はさらに弾道製が良いスイス製が使用されています。
また山岳戦での俯角射撃を考慮してあえて短い20連マガジンを採用し装弾数の少ない分をカバーする為オリジナルのプラスチックマガジンはアダプターなしに横に連結出来るようになっています。このアイデアはのちにドイツ連邦運のG39にも採用されています。
非常に高品質の高級ライフルでアメリカの銃器市場では90年代末に1000ドル近くの値が付いています。
海外市場では正式採用した国は少なく特殊部隊などで限定的に使用されている程度です。
写真は東京マルイの電動ガンです。
SIG−551カービン
SIG550のショートバレルモデル、空挺部隊、特殊部隊、AFV乗員ようなどに使われていますいる他、フランス海兵隊を始め各国治安機関などでも使われており30連マガジンなども採用されています。
正式採用トライアル時の射撃試験ではなぜかノーマルバレルモデルより良い命中精度を示したという不思議な銃です。
写真は東京マルイの電動ガンですが現在は製造休止中で市場在庫のみです。
SIG-551DE
 
台湾のメーカーICSのデザートイエローモデル(DE)の551です。
マルイと異なり主要部は金属製で強度があります。
マガジンも30連タイプの多弾数2個が標準装備でハンドガードに左右下と3箇所、メインフレーム上にもレールが付いており 非常に親切なモデルです。
箱だし状態でストレスなく遊べる高性能な1丁です。
SIG−552ショートカービン
近年東京マルイからSIG552SEALとして発売されたモデルでスイス空挺部隊などでも使用が確認されている他、各国特殊部隊、治安機関などでも採用されています。
写真は東京マルイの電動ガンの広告写真です。出来れば30連マガジンなども発売してほしいですね。
MG51汎用機関銃
ドイツの傑作機関銃MG42のスイス版、口径をスイス軍仕様の7.5mmに変更している他、銃口、脚など細部仕様が異なりますが概ねMG42/MG3に準じています。
写真は松栄のMG42ベースの電動コンプリートモデルです。
いくつかのSHOPから出ている松栄のMG42/MG3のコンプリートモデルで代用してはいかがでしょう。
コーディネイト

スイス軍装備のうちM1960及びM83迷彩については市場在庫が今のところ豊富なので安価にそろえることがM88迷彩は取扱店が少ないので入手はやや難しいかもしれません。
ヘッドギア

M18ヘルメットは入手容易かつ安価。
M71ヘルメットは入手容易かつ安価。
ATZ90ヘルメットは入手困難ですがドイツ軍の現用型がシェルが同形で代用できます。
細かいことを気にしなければレプリカフリッツヘルメットなどで代用可能。
スプリンターパターンタイプ迷彩ヘルメットカバーM18ヘルメット用は入手容易かつ安価もしくは中程度。
カーキぼかし迷彩ヘルメットカバーM18ヘルメット用は入手容易かつ安価。
M1960迷彩ヘルメットカバーM18ヘルメット用は入手容易かつ安価。
M1960迷彩ヘルメットカバーM71ヘルメット用は入手容易かつ安価。
TAZ90迷彩ヘルメットカバーM71ヘルメット用は入手はやや難、価格中程度。
TAZ90迷彩ヘルメットカバーTAZ90ヘルメット用は入手困難、価格不明。
M83迷彩帽は入手容易かつ安価。
TAZ90迷彩帽は入手はやや難、価格中程度。
ブラックベレーは入手容易かつ安価ですがベレー章付きは少ない。
備考:TAZ90迷彩帽は初期のTAZ90迷彩服は迷彩帽がセット売りでしたのでお得でしたが反面迷彩帽のサイズが選べないのが難点でした。

迷彩服
M1960及びM83迷彩服は入手容易かつ安価。
TAZ90迷彩服は入手やや難、価格は高価。

装備
TAZ90装備及びM88迷彩ベストの入手は極めて困難。
備考:管理人はODのPLCEで代用

アクセサリーパーツ
M1960迷彩リュックサック他、ポンチョなどM1960及びM83迷彩物は入手容易かつ安価。

難しいコーディネイト

以上の様な理由からM1960装備もしくはM83装備で揃えるのは比較的容易かつ安価で揃えられますがM1960装備の場合はSIG550の前のstg57ライフルなのでこの辺が難ですね。
M83装備の場合はSIG550で過渡期の装備という設定でODのPLCEで代用というかなりいい加減な装備になってしまいます。
運よくTAZ90迷彩服が揃った場合もウエビング関連がネックになるのでODのPLCEで代用という線しかない様です。あとはネットを駆使して海外オークションやSHOPにアタックしてみてください。
以上自分の出来る範囲で編集してみましたが中々思うようにはいきませんでしたまだまだ勉強不足、資料不足がありますのでご指摘、御教授、資料提供をお願いいたします。
また本特集編集にあたり一部ネット上で資料収集した写真及び資料提供いただいた写真を使用しています。
問題のある場合は削除いたしますのでご連絡ください。